料理家・松田美智子さんの「鉄エッグパン+木蓋セット」
¥7,040
SOLD OUT
素材:
(エッグパン)鉄、ぶな
(ふた)さわら
サイズ:
(エッグパン/持ち手を含む)長さ36×幅13×高さ12cm
(エッグパン/持ち手を含まず)長さ12.5×幅13×高さ3.4[内径3.1]cm
(ふた)長さ15.5×幅12.3×高さ3.2cm
重量:
(エッグパン)約700g
(ふた)約90g
日本製
※IH可
※各サイズの寸法は採寸用サンプルの実測値を表記しています。実際の商品と表記寸法の間に多少の誤差が生じる場合があります。また、商品の色みが画面の表示と若干異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
※商品の特性上、お客さまのご都合による返品・交換は承れません。あらかじめご了承ください。
松田美智子さん×『天然生活』
料理家が考えた鉄の調理道具で、今日もおいしい玉子焼きを
素材、サイズ、角度や形に、厚みや太さ……。そのすべてに理由があります。料理家としての長年の経験から導き出された、唯一無二の玉子焼き器です。
優れた道具があれば、食卓の彩りが広がり、家族の笑顔も増えていくはず。今回は、卵1個からふっくらとおいしい玉子焼きができあがる小ぶりの鉄のエッグパン。
くるりときれいに返せる本体の角度を追求し、いい塩梅にしっかりと焼きあげるための底の鉄の厚みにも試作を重ねました。
ぶな材の木の持ち手は素材感や太さも角度も扱いやすさを第一に。
だし汁とつくる滋味深い玉子焼きを仕上げたり、お弁当の準備には、しょうが焼きなど少量のおかずを調理したり、休日にはフレンチトーストをつくったりと、活用度の高いひと品です。
松田美智子さんの自在道具から
鉄エッグパンと専用木蓋
鉄製の玉子焼き器です。
熱伝導が良いので、食材の味を生かした料理ができます。
松田美智子さんにとっての台所道具は大前提に、「自然に還るもの」「体にも安心なもの」という素材の条件があります。
そのため、鉄エッグパンには鉄を採用しています。
鉄の良さは、熱伝導が高く、焼いたり炒めたりが、高温で、そして短時間で、食材をおいしく調理できること。油なじみがよく、使うほどに頼もしいパートナーになってくれること。
そして女性にとってはうれしい、鉄分の補給にもなってくれます。
サイズと形、取っ手……。
ふっくらとおいしい玉子焼きをつくる秘密があります
卵をたくさん使わなくても1、2個でふっくらとおいしい玉子焼きがつくれる大きさであること。そして、フライ返しを使わなくても、お箸ひとつでくるりとか簡単にきれいに返せること。
そして、ちょうどいい焼き加減に仕上げるための鉄の厚み。
鉄エッグパンの考案で松田美智子さんがこだわったポイントです。
さらに、逆手で持つことができる取っ手の仕様で、楽にきれいな玉子焼きをつくることができるという特徴も。
鉄エッグパンには、普段から料理に真摯に向き合うプロの目線がたくさん詰め込まれています。
玉子焼きを返しやすいように、取っ手側の縁の角度を研究。玉子焼きの形を崩すことなく、くるりときれいに返せます。
これがあれば、失敗知らず。鉄エッグパンの専用木蓋
蓋があることで、形を美しく整えたり、脚を下にひっくり返して玉子焼きを乗せてさましたり、さらにおいしい玉子焼きがつくれます。
もしも、形が崩れてしまったら、玉子焼きが固まる前の温かいうちに、蓋を使って落ち着いて整えれば大丈夫。
休日の絶品フレンチトーストも
フランスパンでつくる甘いフレンチトーストをつくるのにも、ちょうどいいサイズに。
もちろん、ウインナーや野菜炒めなど、お弁当の少量のおかずづくりにも重宝します。
◆内容物
4つのパーツで届きます。
【実践編】松田美智子さんの玉子焼き講座
松田美智子さん:
それでは、「あさつきの玉子焼き」を焼きはじめます。
[ポイント]
火は中火の弱ぐらいです。
1 箸先にボウルに割った卵液をつけてエッグパンの温度を確かめましたら、卵液1/4ぐらいの量を鉄エッグパンに広げましょう。
2 少しずつ卵が固まってきますので、そしたら向こう側から幅2cmぐらいずつを手前に折り返しながら玉子焼きの芯をつくります。
[ポイント]
玉子焼きの芯を手前に寄せたら、空いたスペースに油を薄く塗りましょう(ペーパータオルで塗るといいでしょう)。
3 玉子焼き器の手前を上に傾けて、芯をお箸で向こう側に運びます。手前に油を薄く塗って、再び卵液を適量流し込みます。
[ポイント]
奥に運んだ玉子焼きの芯を持ち上げて、その下にも卵液を入れてください。
4 ちょっと経つと、ぷうっと玉子が膨らんできます。これがおいしい玉子焼きがつくれているという合図です。流し込んだ玉子が焼けたら、芯を軸に手前に返していきます。
[ポイント]
ぷうっと膨らんできたところをお箸で潰して、卵液を少しだけ流し入れてください。
5 手前に寄せたら3から4を繰り返す。
[ポイント]
手前がちょっとくっついていると向こう側に運びにくいので、ここでチェック。くっついていたら箸で剥がしておきましょう。
6 最後の卵液が焼けたら返していき、完成です。最後は半分に折るぐらいでもちょうどいいでしょう。
火を切ったら、このまま木蓋の上に載せてさましましょう。
[ポイント]
もし玉子焼きの表面に高低差があったら玉子焼きが温かいうちに、軽く木蓋で押して形を整えていきましょう。美しく仕上げることができます。
【column】
鉄のエッグパンを長く使うためのお手入れメモ
鉄でつくられているため、使い続けるうちに油も馴染み、ますます頼れる調理の相棒に育っていきます。
1. 初めて使う前に「油ならし」を行ってください。
2. 調理後は、水とタワシで洗い、コンロの火にかけてよく乾かし、水気を取り除いてください。
3回に1回の頻度で、軽く「油ならし」をしておくとより長持ちします。
※鉄エッグパンは、使用前に行う「から焼き」の必要はございません。
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自在道具とは?
長年、料理家として活躍し、調理道具好きとしても知られる松田美智子さんがプロデュースする道具と器のブランド。「料理は『理』を『料』るもの」という松田さんの理念がひとつひとつに妥協なく息づく。
http://www.m-cooking.com/cookingitem/
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松田美智子(まつだ・みちこ)さん
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『おすし』(小学館) など
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撮影/山田耕司