北欧の木のぬくもりと
手仕事のあたたかみを傍らに。

◆イリス・ハントバーク社について。

スウェーデンのストックホルムで、100年以上ものあいだ伝統を守り続けている「イリス・ハントバーク社」。

視覚障がい者の職人を積極的に採用するほか、デザイナーには国内の若手デザイナーを起用することで、モダンなデザインを生み出しています。

およそ100種類以上のブラシを手がけ、その製法はオールハンドメイド。できる限り天然素材を使用した道具たちは、飽きのこないシンプルなデザインが特徴です。

◆コンパクトな、ブラシとちりとりのセット。

なによりも注目したいのは、ありそうでなかった半円形のデザイン。

幅15cmとコンパクトで、食卓やデスクにそのまま出しておいても邪魔にならないサイズ感です。

たとえばお子さんが食べこぼしたパンくずをサッと集めたり、学習机の上に散らばった消しゴムのかすを集めたり。

ふだんなら億劫になるような、ちょっとしたお掃除ごとが、かわいいブラシがあるだけではかどってしまいます。

毛足が長く、やわらかな馬毛

毛足が長く、やわらかな馬毛

ブラシに使用した馬毛は、食卓テーブルや仕事用のデスクを傷めにくい、やさしい素材。豚毛と比べて毛足が長くやわらかいので、小さなごみをサッと掃くのに適しています。

小回りの効くブラシの薄さも、この道具ならでは。お掃除を習慣化するには、つい手にとってしまうような使いやすさが大事ですよね。

使い終わったあとは、ちりとりにブラシをセットして収納することができます。ブラシ部分に穴が開いているため、棚や冷蔵庫などに引っ掛けておくのも便利です。

持ち手部分の表面には、イリス・ハントバーク社の刻印入り。刻印の位置や濃さには個体差があります。

◆使用の際の注意点

濡れた際には、そのまま放置しないでください。

大理石などの上に放置した場合、オイル成分が付着するととれない恐れがあります。

◆お手入れ方法

ブラシ部分の汚れは、時おりぬるま湯に溶かした中性洗剤で洗浄し、風通しのよい場所でよく乾かしてください。

持ち手やちりとりの天然木の部分は、ミネラルオイルまたは植物オイルを乾いた布に含ませみがいてあげることにより、経年による色つやや風合いが増します。

日本の気候は乾燥と湿潤を繰り返すため、天然木の負担になることも。お手入れすることで長く愛用することができます。

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イリス・ハントバ―ク(Iris Hantverk)とは

1870年にスウェーデン・ストックホルムにて創業。プロダクトは、主に視聴覚障害者によって、できる限り、天然素材を使って製作されている。すべてがハンドメイド。

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＜撮影／林　紘輝　構成・文／山下あい＞