猫と生きる。/猫沢エミ 著
¥1,760
[仕様]
サイズ 四六判
オールカラー・272ページ
発売日 2021年9月24日
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猫沢エミさんとパリに渡った一匹の猫の物語。
ミュージシャン、文筆家の猫沢エミさんとパリに渡った一匹の猫の物語が、8年ぶり待望の復刊! 新規の書き下ろしを80ページ加え、新たな運命の猫との出逢い・別れの物語を特別収録しました。
※本書は2013年に辰巳出版より刊行された『猫と生きる。』を加筆・修正し、増補改訂版として復刊したものです
◆ 目次

◆ はじめに― 〝生〟という光の中にあるもの」
「人間よりも短命な動物を愛することにかならず伴う、最後の苦しみ。命のリレーがもたらしたイオの穏やかな旅立ちを通して、大切な存在をいつかかならず見送る運命を背負った私たちが、愛する者をどう愛し切るのか、ぜひ一緒に考えていただけたらと思う」(はじめにより)
◆ 第1章 夜明け前
始まりの物語/自由とリスク/新世界への扉

◆ 第2章 巴里へ
孤独と手をつないで/彼女のPARIS/一匹狼の修行時代/おまえを離さない

パリへ移住してから約3ヶ月後のピキと著者。
◆ 第3章 終と希望の住処
低迷と晩年/旅立ち/通過儀礼/やわらかな再生
◆ 第4章 命の女神官
私を呼ぶ何者かの声/交差するふたつの命/美しい永遠の夏/絶望の希中の希望を探して/猫楽園と天国タクシー
◆ 猫沢組の主治獣医に聞く
- 飼い主・動物共に幸せな最後を迎えるために -
ピキ、そしてイオを看取った日本橋動物病院・院長の園田開先生に伺う動物としての命の尊厳について。
◆ パリと東京の、猫・動物のルポルタージュ
動物愛護大国のフランスで、日々、動物たちの健康を見守る獣医師たち。本文にも登場する、パリ時代のピキの主治獣医ザキン先生をはじめ、動物愛に燃えるヒューマンで情熱的な獣医師が多い印象がある。旅行で訪れるだけでは、知る機会が稀なパリの動物病院と、そこで働く獣医さんにお話を伺った。
◆ 著者について
猫沢エミ プロフィール
ミュージシャン、文筆家、映画解説者、生活料理人。2002年に渡仏。2007年より10年間、フランス文化に特化したフリーペーパー《BONZOUR JAPON》の編集長を務める。超実践型フランス語教室《にゃんフラ》主宰。著書に日々の生活から生み出された料理レシピとエッセイを綴った『ねこしき』(TAC出版)など多数。